トマ・ピケティ 21世紀の資本 11 長期的に見た能力と相続

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長期的に見た能力と相続

・資本収益率が経済成長率よりも大幅に高いならば、相続が貯蓄よりも優位
過去が未来を蝕む

1.長期的な相続フロー
相続の年間フロー
=毎年相続された過去の富の額を、その年の総所得に対する比率として示すもの

2.税務フローと経済フロー

3.三つの力~相続の終焉という幻想~
経済的な相続と贈与の年間フローの国民所得比
=資本/所得比率×死亡率×死亡時の平均財産

4.長期的死亡率

5.人口と共に高齢化する富

6.死者の富、生者の富
生前贈与の重要性

7.50代と80代~ベル・エポック期における年齢と富~

8.戦争による富の若返り

9.21世紀には相続フローはどのように展開するか
・どんな貯蓄行動の構造においても、資本収益率が上がり成長率が下がると、累積プロセスが速くなって不平等になる

・高齢化社会では相続するのは人生の遅い時期だが、相続額はずっと大きくなり、相続財産の全般的な重要性は変わらない。

10.年間相続フローから相続財産ストックへ

11.再びヴォートランのお説教へ
相続の終焉の時代を抜け出した

12.ラステニャックのジレンマ
トップ百分位の相続財産とトップ百分位の職業とがほぼ同等の価値を持つ時代

13.不労所得生活者と経営者の基本計算

14.古典的世襲世界~バルザックとオースティンの世界~

15.極端な富の格差は貧困社会における文明の条件なのか?

16.富裕社会における極端な能力主義
スーパー経営者の高額報酬は、大資産の相続者と比較して公正な報酬とするためという主張。
能力主義信奉

17.プチ不労所得者の社会

18.民主主義の敵、不労所得生活者
民主主義では、
すべての国民の名目上の権利平等は、現実の生活状況の格差とは正反対となっており、
この矛盾を克服するためには社会格差は偶然の状況から生まれるのではなく、合理的かつ普遍的な原理によって生じるという認識が不可欠だ。

19.相続財産の復活~ヨーロッパだけの現象か、グローバルな現象か?~


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