ロバートBライシュ 最後の資本主義 5 新しい時代の独占の形




新しい時代の独占の形

 

・十分な市場支配力があれば、投資やイノベーションを起こそうという動機づけになる。一方消費者価格を上昇させる。

・市場支配力は政治力へも転換される。

・問題は特定の企業が過度に市場支配力を持つことが許されるか、判断がどのようになされ、社会にどんな影響を与えるのか。

・市場独占により、新規企業の参入が難しくなる。

 

1.米国のインターネットが遅いワケ

ケーブル業界における独占の問題。コムキャスト。

敷設を行った者が独占をしてしまう。

組織ぐるみの主張に説得力があると思いがち。

 

2.農業にもある独占

モンサント社。取引業者に競合他社の趣旨を補完することを禁じ、残った会社を買収。種を作らない作物の開発。

趣旨の価格の上昇。遺伝的多様性の減少。

経済力を駆使して政治的権力を得て、その政治力を使って市場支配力を高める。

 

3.ICTにみる「独占」

主要な特許を取得→特許を守り他社を特許侵害で訴える→ライセンス契約を締結して自社製品を使うことを強要→業界標準を確立→政治力を駆使して全経済分野への拡大。

・プラットフォームの所有者が持つ力が増大するにつれ、イノベーターが自分の貢献への対価を有利に交渉する力は縮小する。

・ルールが標準プラットフォームの所有者に都合よく変えられている。

ネットワークを支配する。

 

4.ウォール街の支配

企業の上場を事実上支配

政界とウォール街の癒着

金融市場の操作

 

5.保険業界のパワー

保険会社と巨大病院

 

6.独禁法の効用

経済支配力の集結によって過度な政治的影響力が生じるのを防ぐ

・エドワードGライアン

「社会を支配するのは富なのか人間なのか。主導するのはカネなのか知性なのか。」

抑制のきかない経済力と政治力

・自由は富を生み、富は自由を壊す。



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