小倉昌男 経営学 15 経営リーダーの10条件




 

経営リーダーの10条件

 

1.論理的思考

計画と予測。前提条件があり、与件が与えられ、目標が決められ、行動に移す。

たくさん与件を考慮し、重みづけをする。

人間にかかわる与件は不確実。

論理的に予測をする。

 

 

2.時代の風を読む

時代の社会の変化に影響される

 

3.戦略的思考

戦略=経営目標を実現するための長期的な戦略

会社にとって今何が一番必要なのかを判断する

 

4.攻めの経営

需要を創り出すこと

需要はあるものではなく、つくるもの。

後継者の育成

 

 

5.行政に頼らぬ自立の精神

 

6.政治家に頼るな、自助努力あるのみ

腐れ縁と化す

 

7.マスコミとの良い関係

会社の認知度が高まる。

自社の社員への情報提供になる

 

8.明るい性格

9.身銭を切ること

10.高い倫理観

企業の目的は、永続すること。利益は手段であり、企業活動の結果である。

地域社会に対し有用な財やサービスを提供し、雇用で生活の基盤を支えること。

 

+あとがき

倫理観と、利用者に対する使命感

 


小倉昌男 経営学 14 組織の活性化




 

組織の活性化

組織の肥大化を防ぎ、活性化の道を探る

 

1.戦後の組織論~ライン・スタッフ制~

製造及び販売の基幹部門をライン部門と規定

支援部門をスタッフ部門

これは、製造業を対象とした組織論

 

2.事業部門の流行

事業内容を1単位として考える組織論

独占禁止法緩和以降は持ち株会社にした方がスピード化を図れる

 

3.個人償却制

企業内に社員による個人企業を抱えるシステム

 

4.ピラミッド組織からフラットな組織へ

組織をフラット化すれば年功序列になる危険性が減る

企業の利益計算単位を末端の第1線に移せる

 

 

5.人事考課の制度

上司の目は頼りにならない

下からの評価と横からの評価

 

 


小倉昌男 経営学 13 財務体質の強化




 

財務体質の強化

 

1.宅急便以前の状況

資本を増強して設備投資をする必要性

資金繰りは銀行借入にたよらざるえない。

メインバンクの必要性

 

2.資金調達の多様化

公募増資

宅急便の現金での運賃収入

社債転換

良いサービスを出発点にしてよい循環を

 

3.日銭の入る商売

日銭の入る有利さ

 

 


小倉昌男 経営学 10 労働組合を経営に生かす




 

労働組合を経営に生かす

会社と労組は運命共同体

 

1.組合の役割

労働組合は建前の世界に漬かっており、本音の議論をしたがらない。

同じ社員が従業員の立場で言う内容と組合員の立場でいう内容が違う。

・労働組合には経営をチェックする機能がある。

・管理職から以外に末端の情報を得る手段。

 

 

2.リストラをしない法

社員種別を多様化し、いざというときに雇用を縮小しやすくする。

 

3.労使間で信頼を築く

事務員と労務職を労職一本化。

経営に関する重要な問題を支障のない限り組合の幹部に話した。

 

4.現場の情報をどうすくいとるか

クレームの情報が管理職経由では上に伝わりにくい。

労働組合からの方が伝わりやすい。

 

5.そして一心同体

会社と組合は運命共同体である。