トマ・ピケティ 21世紀の資本 16 公的債務の問題




 

公的債務の問題

支出を賄う方法=税金と負債

 

1.公的債務削減~資本課税・インフレ・緊縮財政~

民間資本に対し一時的な特別税をかける。

金融資産台帳の必要性。

 

2.インフレは富を再分配するか?

インフレ率が上がると、公的債務の実質価値は大幅に減る。

インフレは遊休資本に対する課税で、動的資本を推奨する。

累進資本課税の方が良い。

 

 

3、中央銀行は何をするのか?

中央銀行は最後に頼れる貸し手として活動すべきで、金融崩壊とデフレスパイラルを避けるために必要なあらゆることをすべきだ。

 

 

4.お金の創造と国民資本

中央銀行は富そのものは創り出さない。

富を急速に再分配できる。

 

 

5.キプロス危機~資本税と銀行規制が力をあわせるとき~

 

6.ユーロ~21世紀の国家なき通貨?~

 

7.欧州統合の問題

通貨主権の喪失

ユーロ圏諸国で公的債務をプールする。

法人税を通じて税金を源泉徴収する必要性

 

8.21世紀における政府と資本蓄積

資本を十分に蓄積させて収益を成長率まで減らせば、不労所得生活者の支配を終わらせられる。

他に、課税

 

 

9.法律と政治

債務は貧困者から金持ちに富を再分配してしまう。

予算制約を法律や憲法のような規定として定めるのは得策ではない。

 

 

10.気候変動と公的資本

自然資本の劣化

教育資本を増やし、自然資本の劣化を防ぐ。

 

 

11.経済的透明性と資本の民主的なコントロール

経済と金融の透明性

民間企業の口座の開示の必要性